お伝えしたいこと

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中古マンションとは、「妥協の選択」ではなく、

これからのインフレ時代における“最も合理的で、最も自由度の高い住まい方”である。

 

かつて日本の住宅市場では、「新築こそ正解」「中古は我慢」という価値観が強く根付いていました。しかし、建築費・人件費・土地価格の高騰、そして今後も続くであろう金利上昇局面において、この価値観そのものが現実と乖離し始めています。

不動産エージェントとして今、あらためて提案したいのが、都市部における中古マンション=新しい住まい方という定義です。

 

◇なぜ今、中古マンションなのか

1. 新築価格の高騰は「一時的」ではない

福岡市内および近郊では、新築マンション価格がこの数年で大きく上昇しました。背景にあるのは、資材費・人件費・物流費の上昇、そして円安。これらは構造的な要因であり、短期間で元に戻る可能性は低いと言えます。

つまり、「いつか新築が手頃になるのを待つ」という選択自体が、住まい取得の機会を先送りしている可能性があるのです。

 

2. 金利上昇時代は“購入価格”がすべて

低金利時代は、多少価格が高くても「月々の支払い」で調整ができました。しかし金利が上昇すると、総支払額への影響は一気に大きくなります。

この局面で重要なのは、「いかに購入価格を抑え、将来のリスクを小さくするか」です。

中古マンションは、新築と比べて価格が抑えられている分、金利上昇耐性が高い住まいと言えます。

 

◇中古マンションの新しい定義

定義①:中古マンションは「完成された立地」を買う住まい

新築マンションは、これから街が育つ場所に建つことが多い一方で、中古マンションはすでに生活利便性・交通・教育環境が整ったエリアに存在します。

つまり中古マンションとは、

建物を買うのではなく、“時間をかけて成熟した立地”を買う住まいです。

 

定義②:中古マンションは「自分仕様に編集できる住まい」

新築マンションは完成形が決まっていますが、中古マンションはリノベーションによって暮らしを編集できます。

・間取りをライフスタイルに合わせる

・設備を必要十分に更新する

・デザインに個性を出す

これは単なるコスト削減ではなく、「価値の最適化」です。

 

定義③:中古マンションは「資産と暮らしのバランスが取れた住まい」

新築マンションは購入直後から価格調整が起きやすい一方、中古マンションは価格が市場に馴染んでいます。

 

結果として、

・売却時の価格ブレが小さい

・住み替えやすい

・ライフステージの変化に対応しやすい

という特徴を持ちます。

 

◇不動産エージェントとしてお伝えしいこと

中古マンション選びで重要なのは、「安いから中古」ではありません。

・どのエリアか

・管理は健全か

・将来売れるか

・今後の修繕計画はどうか

これらを中立的に見極め、「暮らしと資産の両立」を考えることが大切です。

 

不動産エージェントの役割は、物件を売ることではなく、「選び方の軸を提供すること」だと考えています。

 

◇新築を検討していた方へ

もし今、あなたが

「本当は新築がいい。でも価格が合わない」

「今買うべきか、待つべきか迷っている」

と感じているなら、それはとても自然な感覚です。

 

ただ一つお伝えしたいのは、

新築を検討していたからこそ、中古マンションは“現実的な次善策”ではなく、“最適解”になり得るということ。完成された街に住み、無理のない資金計画で、家族との時間や将来の選択肢に余白を残す。それは決して妥協ではなく、人生全体を見据えた前向きな判断です。

 

◇まとめ|中古マンションは「時代に適応した賢い選択」

インフレと金利上昇の時代において、

中古マンションは「妥協」ではなく、

最も現実的で、最も自由度の高い住まい方です。

 

これからの住まい選びは、

 

・新しいかどうか、ではなく

・自分の人生に合っているか

 

その視点で考える時代に入っています。