コラム
マンションリフォーム顛末記 その①
自宅マンションのリフォーム工事が始まって1週間程経過。
住みながらのリフォームを選択したので、それなりに大変だ。
このコラムでは、数回にわたって「リフォーム顛末記」を掲載したいと思う。
中古マンションを買ってリフォームしようかな、
なーんて方には参考にしていただけるところもあるかも(ないかも)。
そもそもリフォームを思い立った経緯から。
息子、娘も巣立って早10年超。その間夫婦仲良く(と言っておく😊)暮らしていたが
新築購入以来28年、トイレのリフォーム以外は手つかずのまま。
一時娘がウサギを飼っていたこともあって、室内はボロボロ💦
ようやく来春娘の結婚も決まり、なんだか一息ついた感もあって、
それと夫婦お互い60歳代半ばも過ぎたこともあり、
「あと何年住めるかわからんけど、前から何とかしたかったキッチン周りを中心に
リフォームしたい!!」と妻が言い出したのがきっかけ。
私は平日仕事で、家にいるのは「晩酌しながら飯食って音楽聴いて寝るとき」だけで、
休日はクルマにSUPになんだかんだと、ほとんど家にいないので
リフォームの「リ」の字も頭になかった。
ということで、嫁に先導されリフォームを決めた、というわけだ。
そこからはバタバタ計画が進む。まずリフォーム会社決め。
仕事柄工務店のクライアントもあり、リフォームをやっているところもあるのだが、
なんかあったときに強く言えないのもイヤだから(気が弱いので)、
ネット検索して良さげな近場のリフォーム会社に白羽の矢を立てた。
そして夫婦で、あーでもないこうでもないこれがしたいあれがしたい、
とお互いの主張をぶつけあい、合意に達したリフォームプランが以下の通り。
◎リフォームのコンセプトは「海と風」。
自宅の窓から、博多湾、今津湾が見渡せるので、その立地をいかして
可能な限り室内と海とのつながりを作ること。
まずは、全室壁紙、床の張替えをして、さらに間取りや仕切りを再構築する。
◎リフォーム計画の概要
・各居室から海の眺望をより拡大すること
・キッチンからテレビが見られるように、
また海を含む眺望も確保したい ← 妻のたっての希望!
・各居室の風の通り道を増やすこと(山風、海風が通り抜けます)
リフォーム会社との数回の打ち合わせを済ませ
妻が特にこだわったキッチンや水回りのショールームを
数週間かけて複数か所見学し、最新設備機器をチェック。
また、壁紙や床材、カーペット、照明等々
仕様や素材、色味などを吟味し、見積りも何回か取り直し、
ようやく6月末に工事内容が決まり発注!
工事の工程も決まったところでマンションの管理組合にリフォーム申請をし、
7月16日(火)工事着工の運びに。
(しかしここまで至るに、まあまあ疲れた。。)
工事の前段階の準備は、けっこうな力仕事。
着工の前に、最後に工事にとりかかる和室(6畳)に
とりあえず各室(4LDK)の家具道具他一切のモノを運び入れるように、
とのリフォーム会社からのお達し。
7月15日の海の日を含む3連休は、まるで引っ越しをするのではと思うほど
本棚やタンスを動かしたり、段ボールにモノを詰め込んだりで
腰は痛くなるは、夫婦げんかは始まるわで、疲労困憊。
しかし、オーディオやレコード・CD、本や雑誌など
私の趣味部屋を埋め尽くすこれらの雑多なモノのなんと重たいこと!
妻に嫌味を言われ、自業自得とはいえ恨めしくも思いながら、
汗だらだらでリフォーム会社の指示通りの
作業を完了したのは工事着手の前日の20時頃。
(翌日以降しばらく、体中が悲鳴を上げていたのは言うまでもない)
工事開始の最初の1週間弱は寝室、趣味部屋、
トイレ、バスルーム、洗面所の工事の日程なので、自宅に居場所がなく、
団地内のマンションのゲストルームを身の回りの荷物を持って泊まり歩くという
流浪の日々。一時的にクルマに荷物を詰め込んだり、出したりでこれはこれで疲れる。
そのうちに何がどこにあるのか分からなくなり、
ハンカチや靴下などを探し回ってイライラは募るばかり。
(お察しの通りここでも夫婦げんかが勃発する)
先週20日(土)にようやく最初の工程の工事が終了したので、
最低限自宅で暮らせるようになり、工事途中だが、自宅へ戻ってこれた。
やれやれ。やっぱ自宅はいいね~と思う間もなく、
寝室と趣味部屋、トイレ、洗面所、バスルーム以外は
外履きのサンダルを履いて「工事現場」を歩きまわるという、
落ち着かない暮らしが続くのである。。
リフォーム工事完了まであと3週間ほどかかるが、完成が楽しみなのはもちろんだが、
妻が待ち望んでいる新しいキッチンが設置されるまで(旧キッチンは撤去済み)、卓上コンロを使いながらまるでキャンプのような不便さ(?!)をこなせる(耐える)か、ここは踏ん張りどころ。
我が家の唯一のエアコンはリビングにあって、室内の現状は床を剥いでコンクリむき出し、しかも工具や建材が置いてあって埃っぽいので、しばらく使用不可なのだ。
扇風機を回しているが、夜でも30度超えの連日の熱帯夜との戦いも
しばらく続きそうだ💦(つづく)