コラム

2024-05-21 16:26:00

現在の年収で無理せずにいくらのマンションを買えるか?

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賃金の上昇もあまり期待できない中、物価はじわじわ上がり、金利も上昇しつつある中、

このタイミングでマンションを買おうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで福岡の宅建士エージェントがマンション購入のシミュレーション例をご紹介します(あくまでも個人的な見解です)。

 

◎はじめに

一番大事なのは、物件探しから始めないことです。買えない物件を見ても、気持ちが凹んでいくだけです。夢がない話ですが、まずは年収から現実的にどれくらいの物件なら買えるかを見ていきます。そもそもですが、年収に見合わない家の購入は家計に対してのリスクが大きすぎ、将来確実に年収増や所得が見込まれる方以外は、現在の年収ベースに住宅取得を考えましょう。

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◎現在の年収ならいくらまで住宅ローンが組める?

厚生労働省のデータから集計した福岡県の30歳代(35歳~39歳)平均年収は以下のようになっています。

男性 月収31万円 ボーナス98.6万円 年収471万円

女性 月収23.5万円 ボーナス59万円 年収341万円 

住宅購入予算の目安になるのが「年収倍率」です。年収倍率とは、購入予定の住宅価格が世帯年収の何倍であるかを表す数値のことです。金融機関が住宅ローンの審査を行い、融資可能額を決めるときも年収倍率を参考にします。

ちなみに、住宅金融支援機構の「2022年度フラット35利用者調査」によれば、2022年度にフラット35を利用してマンションを購入した人の年収倍率は、新築で全国平均7.2倍、中古で5.9倍の実績でした。しかし、無理のない返済額を考えると5~6倍が適正というデータもあります。

ではこの年収倍率(中古6倍~新築7倍)を目安に購入可能額を見ていきます。

 

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◎いくらのマンションなら買っていい?

ここでは、家計収入のうち、ご主人(男性)の収入のみをベースに計算していきます。これは配偶者(女性)の収入は将来的に出産や子育てなどでご主人より不確実な場合があるからです。ある意味リスクを最小化したケースと思ってください。リスクが軽減されればその分貯蓄等に回せて安心ですしね。

仮に ご主人が38歳 年収480万円 と仮定して年収倍率※(全国平均)を適用すると

新築マンション 年収の7倍=3,360万円 

中古マンション 年収の6倍=2,880万円

マンションを購入するなら上記の金額を目安に探すのが現実的ということになります。頭金の準備や親御さんの援助があれば算入してもいいでしょう。

 

また、年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合を「返済負担額」と言い、20~25%目安が無理のない年間の返済額と言われています。

この場合、480万円×20~25%=96万~120万円が年間の無理のない返済額となります。月額で計算すると8万円~10万円の返済額ということになります。

※融資可能額の査定は金融機関によって異なります。

 

マンション購入時に諸経費として購入価格の10%前後必要となり、購入後は、毎月のローンの支払いのほかに、管理費・修繕積立金、駐車場代などが毎月かかってきますし、年4回の固定資産税などの税金の負担もありますので、余裕をもった資金計画を立てることが肝要です。

 

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◎まとめ

いかがでしたでしょうか?このところ福岡都市圏では新築マンションが高騰しているので、中古マンションを購入し、リフォーム(リノベーション)してお気に入りのマンションライフを手に入れたという方も増えているようです。余談ですが、リフォーム会社の方のお話を聞いたら、最近は閑散期がなく1年中忙しいとおっしゃってました。

ちょっと古いマンションはまだお手頃な物件もあるようですので、壁紙や床・天井を張り替えて、キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの水回りの住宅設備を最新の機器に替えるだけでも、見違えるようにリフレッシュしますよ。

 

まずは無理のない資金計画を立てて、マンション・ハンティングに出かけませんか?

「福岡の宅建士エージェント」がお手伝いさせていただきます。